凌寒荘(りょうかんそう)
佐佐木信綱の旧宅
国文学者で特に「万葉集」の研究者として優れた業績を残した佐佐木信綱の旧宅です。 信綱は病後の静養の地として、 1944年(昭和19年)に温暖な熱海に居を構え晩年を過ごしました。
建物の内部には入れませんが、庭園には「万葉集」に歌われた草木が数多く植えられ、 信綱の詠んだ歌の説明板が配置されています。
佐佐木信綱は、1872年(明治5年)に三重県で生まれ、13歳で東京帝国大学文科大学古典科に入学。17歳で卒業し、以後、国文学者・歌人として活躍しました。
病気療養と著作のため、 1944年(昭和19年)に熱海の西山町にある知人の別荘に転居し、 以後1963年(昭和38年)に亡くなるまで当地で暮らしました。
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